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[童謡] 夏目漱石作





  源兵衛が 練馬村から

  大根を  馬の背につけ

  お歳暮に 持て来てくれた



  源兵衛が 手拭でもて

  股引の  埃をはたき

  台どこに 腰をおろしてる



  源兵衛が 烟草をふかす

  遠慮なく 臭いのをふかす

  すぱすぱと 平気でふかす



  源兵衛に どうだと聞いたら

  さうでがす 相変らずで

  こん年も 寒いと言った



  源兵衛が 烟草のむまに

  源兵衛の 馬が垣根の

  白と赤の 山茶花を食った



  源兵衛の 烟草あ臭いが

  源兵衛は 好きなぢゝいだ

  源兵衛の 馬は悪馬だ

詩心ごんどら文豪の詩